好奇心旺盛な車いす女子ブロガーのコロです。DisabilityLogで、デザイン・システム全般を総括するディレクターを担当しています。可愛いもの・ディズニー・オシャレが大好きです。デジタルアートやNFTにも興味があります!
読者の皆様、お久しぶりです!
コロナが落ち着いてきたタイミングで色々お出かけして、前回から投稿間隔が空いてしまいました…
そんな束の間、新型コロナの第8波というニュースも飛び交い、外出自粛にならないように、感染対策をしっかりしたうえで、旅行を楽しんでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
ついこの間、東京駅の中にある「東京ステーションホテル」に、観光でお泊りしてきました。
一度は宿泊してみたいなぁと憧れていたホテルの超お得なプランが出たので超ラッキー!
この4つ星の高級ホテルは、朝食ビュッフェやアフタヌーンティ、ディナーなどのレストランも併設されていて、予約が取れないほどの人気なのです。ホテルはすぐに満室になるほどの激戦区。
「全国旅行支援【ただいま東京プラス】」や「都民限定”もっとTokyo”」のキャンペーンのプランで大変お得になっていました。全国旅行支援対象プラン:表示価格から最大40%割引
今回、宿泊したプランは、
「ブランルージュ」ディナーコース&朝食ブッフェ付きプラン」
こちらのプランの宿泊体験(主に施設設備やバリアフリー)について、レポートしたいと思います。
東京ステーションホテルのバリアフリー
通路
段差はほとんどなく、通路の幅も広く、なだらかなスロープになっているため、車いすでの移動はスムーズにできました。
エレベーター
エレベーターのボタンは横にも付いていて、車いすに乗っていても届きました。
鏡もついていて、後ろバックで降りるのも簡単でした。車いす2台入りました。
ところどころ、エレベーターを上がって部屋に向かう際に、タッチ式の自動扉があります。
黒いところにルームキーをかざすと、自動ドアが開きます。
青色のカードキー、かっこいい!!!
ドア
お部屋のドアは重たくて、開けるのが難しかったです。
私は片手では開けられませんでした。両手を使って、頑張れば開けられる感じでした。
~ドアの開け方~
①カードをセンサーにタッチする
②ランプが緑に変わったら、ドアノブを回す
見てもわかるとおり、ルームキーのかざしたり差し込むところは、少し高めの位置にあるので、ギリギリ届くかなという感じでしょうか。座高が高かったり、腕が長い人や立てる人は届くと思います。
閉めるときは、自動ロックです。部屋から出るときにも、車いすに乗りながらドアを開けるのは難しいので、ドアのストッパーを下のほうにかけて、ドアを開けっぱなしの状態にしました。そして、その間に車いすを外に出してドアストッパーを抜くという感じで、少し一苦労しました。
ドームに入るところの扉が引き戸・押戸であるので、ディナー会場のブランルージュに行く際にお手伝い頂きました。自動扉ではないため少し苦戦しますが、なんとか車いすに乗りながらでもドアを開けられそうでした。
ドアを開けると、、
いつも東京駅を通りかかるときに下から眺めていた、丸の内側のドーム。
ドームを上から眺めるのは、初めてで感動しました。とっても芸術的でした。
ご配慮いただいたこと
事前予約の際に書いた配慮事項
予約する際に、特記事項として、以下3つを記載しました。
- 車いすで宿泊すること
- ディナーの希望時間
- 固い食べ物が苦手
予約後に、ホテルの担当者から予約内容と配慮事項についての確認メールが送られてきました。
ご親切にも、「貸出品として背もたれ付きのバスチェアや浴槽内にセットする滑り止めマットのご用意がございます。念のため、在庫を押さえておりますので、ご意向をお聞かせいただければ幸いでございます。」とご提案頂きました。
車いす2人だけで宿泊するのは初めてだったため、どのような配慮が必要か悩んでいました。直前の1週間くらい前にメールや電話で回答と追加でお願いできたら嬉しいことについて連絡しました。
要望事項として追加したこと
車いすを利用している私自身、宿泊経験があまりないので、何があったらもっと便利で快適に過ごせるのかイメージしにくかったです。健常者がいない状況で、握力のない車いすユーザーが自分でするのには難しいだろうと思われることを幾つかピックアップしてみました。参考までにホテルの方に私がお伝えしたことを記載します。
- バスチェアと滑り止めマットの準備→長時間立つのが難しく、転倒防止のため
- 朝食のビュッフェの時のお手伝いと来店時間→重たい物を持ち運べないため
- 高い位置にあるものを低いところに置く→背が低いので届かないため
- シャワーなど回す部分で硬いものがあれば緩める→握力がほとんどないため
- 電動車いすのバッテリーの充電と取替→取り外しができないため
誰か家族や友人など助っ人が周りにいれば問題ないことかもしれませんが、車いすユーザーのみの状況となるとできないこと意外と多いものです。
ホテルについてから気づいて配慮して頂いたこと
ホテルに到着してチェックインを済ませると、お手伝いを一緒にしてくださるスタッフさんがスタンバイしてくれていました。
それからお部屋まで案内され、ルームキーを手渡されて、ドアの開け閉めから電気のつけ方やお部屋の中の詳細、アメニティ等、色々なことを説明してくださいました。
その際に、事前に伝えていた要望について、叶えてくださりました。
もともとの部屋に用意されていた外観を一旦写真を撮影してから、アメニティ等届かないところにあるものを、低めのところにおいてくださりとても助かりました。
お部屋内の風呂場には、すでに椅子とマットが用意されていました。
お湯もちゃんと出せるかどうか確かめたところ、握力がない人でも問題なく使えました。
ただ、部屋にたどり着いてから気づいて、新たに配慮して頂いたこともあります。
- ドアが意外と重たいので、ドアストッパーの用意
- 大きめのサイズの着替えから小さめの着替えに取替
- 小さめのスリッパ
- 洗面台の椅子を別途用意(届かないため)
- クローゼットのハンガーを取って手前の扉の取っ手にかけてもらう
夏は冷房、冬は暖房がつけられるクーラーのボタンが届くか心配でした。
電気の夜でも結構つけっぱなしにしてしまい、ルームキーを抜いて、消灯1回くらい。
リモコンのボタンとかでできるともっと良いなぁとも思いました!
ちょっとしたことで人を呼ぶのは面倒かもしれないので、高い位置にあるものが取れたり、高い位置にあるボタンが自分でも押せるような棒でも何か持参するといいかもしれません…!
ともあれ、サポートしてくださったホテルのスタッフの方々には深く感謝いたします。
パレスサイドスーペリアツイン
お部屋の外観
テレビに映る最初の画面は1度きりしか表示されないので、記念にパシャリ。
お部屋番号の下に、予約者の名前が表示されます!すごい!!
テレビに映るホームメニュー画面にホテル内のWi-Fi(GuestWiFi)のパスワードが書いてあるので、繋げておくとよいでしょう。
ホームメニュー画面は、東京ステーションホテル内の写真が数秒ごとに入れ替わり、エクスプレスチェックアウト、ホテルからのお知らせ、ホテル案内、朝食混雑状況、ルームサービスメニュー、ルームオーダーサービス、ホテルオリジナルアイテム、テレビ一覧、ルームシアター(VOD)、アプリ一覧、目覚まし時計が選択できます。ほとんど、なにも触らなかったので、具体的にどんな画面が表示されるのか見忘れてしまいました(泣)
車いすはお部屋の中に2台置けました!!スペース的に通路も広かったので良かったです。
大きな荷物を抱えている方は、その辺にキャリーバッグやスーツケースを置くとよいかもしれません。
駐車場
駐車場もあります!車でも停められるみたいです。
外の景色はこんな感じ。
丸の内側の街並みや景色が目の前に広がっています。
お花
お部屋のドアの前には、綺麗なお花がありました!
他のお部屋にもいくつか置いてあったけど、ここのが一番可愛い気がする!!
アメニティ
【客室設備】
○ バスアメニティ
○ 液晶テレビ
○ 調光照明
○ ランドリーサービス
○ 高速インターネットアクセス&WiFi通信機能
○ ICルームカードキー
○ 加湿空気清浄器
○ ミニバー
○ ルームサービス
○ バスローブ
○ ミネラルウォーター
※クローゼットや冷蔵庫などもあります。紅茶などもティーパックでお持ち帰りできます。
冷蔵庫の中は、ペットボトルのお水以外は有料ですのでご注意を!
トイレ
洗面所の左側にトイレがあります。引いて開くタイプのドアがついています。
自動で便ふたが開くフルオート便座で、びっくりしました。
風呂場
洗面所の右側にあります。入るところは、段差もなく、透明のドアも開けやすかったです。
椅子も置いていただきました。
シャワーの蛇口は左右にレバーを傾けるタイプで、問題なく回せました。
そのシャワーはなんと2種類!上から降ってくるタイプのものも!!
コンセント
お部屋の中の色んな所にいろんなタイプのコンセントがあります。
車いすの充電は、通路よりのベッド近くのところにしました。
家から持ってきた充電器を置いて、ホテルのスタッフの方にバッテリーを取り換えていただきました。
取り換えていただくタイミングは、最初のお部屋のご案内時や、夕食後に部屋に戻ったタイミング、ロビーに行ったときに声をかけたりと色々です。替えの予備バッテリーを車いすの後ろに袋に入れてかけていたので、途中でバッテリーがなくなっても取り換えられるので、長距離移動でも安心でした。
お部屋の中に電話があるので、それでフロントの方を呼び出せます。お手伝い頂きたいときは、その電話を使うのも手です。
クラシック コンフォートツイン バリアフリー
東京ステーションホテルには、バリアフリールームもあるみたいです!!
知らなかった、、金額は普通のプランと違うのでしょうか?
景色は一般のお部屋のほうが良いかもしれませんね。
詳細は、ホテルに問い合わせるのがよさそうです。
ヨーロピアンクラシックを髣髴とさせる高い天井や縦長窓に加え、機能性も配慮。 ビジネスでの滞在にも快適におくつろぎいただけるゲストルームです。 ※JR中央本線高架ホームが隣接しているため、クラシックのお部屋から眺望は望めませんので、何卒ご了承くださいませ。 ※バリアフリー仕様の客室です。
https://www.ikyu.com/00001833/10270673/10062160/
ホテルへのアクセス方法
JR東京駅丸の内南口改札から南ドーム内直結
ホテルへのアクセスは、JR東京駅丸の内南口改札から南ドーム内直結していて、ホテルサブエントランスからも入れます。
雨に濡れずに寒さに凍えることなく、改札出て中を通って行けるので嬉しいですね。
ここから入れるのか~っと驚きました!まるで隠れ部屋のような秘密基地みたい。
ホテル利用に限らず、ロビーラウンジやアフタヌーンティを利用される方も、この通路から行くと便利かもしれません。
東京ステーションホテルメインエントランス
もちろん外のホテルメインエントランスからも入れます。
ちょうど今の時期はクリスマスの飾りがあってオシャレになっています!
2日目の時に飾り付けられていたので、見れて良かったです。
ちなみに、1階のフロント・ロビーから東京ステーションホテルの内装はとても細部までお洒落です。
東京ステーションホテルのフロアマップ
floorguide_map.pdf – 東京ステーションホテル
入り口やエレベーターが何機もあって迷ってしまいます。
東京ステーションホテルは、4階から地下2階まであります。
エントランスにも大きなマップがあるのでご参考に!
お部屋の支度が終わった後、ちょうどディナーの時間になったので、スタッフの方と一緒に会場へ向かいました。
場所は、「ブランルージュ」というレストランです。超高級なディナーでした。
東京ステーションホテルの写真がスマホに溢れていて、ブログに載せたいこと盛りだくさんなのですが、忘れないうちに書き留めていきたいと思います!次回、東京ステーションホテルの記事第2弾として、お食事についても投稿していきますのでお楽しみに♪
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