「車いす×美女」笑わせ×モデルのうさちゃんです!DisabilityLogでは、SNSインフルエンサーとして、障がい者に役に立つ情報をたくさん発信したいと考えております。美容、旅行、観光、音楽、写真など趣味に絡めたことも楽しく情報提供していきます。
車いすの方が毎日の通勤や通学、お出かけの時に公共交通機関を使って移動する方法について紹介します。
車いすの方が大変だと感じることに、「移動」や「時間」の問題があがってきますよね。
私もついこの間、電動車いすを修理に出していて。手動の車いすで一時期外出していたんだけど、車いすを漕ぐのは高校生以来の久々で。特に坂道がものすごく大変だった…帰ったら腕が筋肉痛で、翌日以降しばらくお休み頂いてしまいました。車いすで自力での移動は、結構ハードル高いよね。
車椅子の方って、朝の通勤ラッシュや雨の日はどうしているのだろう。障害の程度によって重症な障がい者の人もいるだろうし、通勤時間はどのくらいかって車いすユーザーでない方は気になるかもしれないね!
こうした「車いすの通勤方法」について疑問点が多くありますし、実際にSNSなどインターネット等を通して疑問に思っている方が多くいることを目にしました。
そこで今回は、実際に車いすに乗っている私が電車やバスやモノレールなどの交通公共機関を利用しているときに感じることを車いすユーザーの視点からお話していきます。
時間
車いす通勤ラッシュ(時間帯)
車いすに乗っていると、目の前の電車に乗れない、歩ける人と同じように目の前の電車に乗る必要があります。
都内や近郊地域で、朝の通勤ラッシュ(7~8時台)や帰宅ラッシュ(5~7時台)の時間帯は電車内に人がたくさんで混雑して乗れなかったり、駅のホームや改札が混雑していてなかなか通してもらえなかったり大変ですよね。
あと有人改札を通るときは他のお客さんと同じように並んだりすることがあるので、その分時間がかかります。
ですから私の場合は、『疲れやすいという障害もあり』朝は混雑した時間帯を避けて通勤できるように勤務時間を前倒しに変更していただいています。
乗り換えの待ち時間がほとんどないので、長時間待つことなく早く家に帰宅することができます。なので、家で休む時間が増えて体の疲労感が取れます。
配慮していただき、とてもありがたいです。
通勤時間が長いし同じ姿勢でいることが辛いので、車いす上で少し体を動かしたら、たくさん睡眠をとったりします。
天候
車いす通勤(雨の時)
車椅子の雨の日の通勤について
雨の時は、傘をさしていきます。※普通の雨の場合
雨の日でも強風の時は、市販のレインコートを着て通勤しています。
急な雨の日でも対応できるように、いつも車いすの後ろのポケットにレインコートを入れてあります。
車いす通勤(強風の時)
風が強い日でも頑張って車いすを動かしています。自転車のような転倒リスクが少ないし、苦しくないようにマスクをしてお出かけしています。
でも、本当に台風が近づいて電車が計画停電を実施した時は、初めから「休暇」を取ります。
ディズニーの長時間待つような混雑には、耐えられないからです。
車いす通勤(雪の時)
雪の日は、車いすの車輪が雪にはまって漕げなくならないように、はじめから「休暇」を取ります。
1日休んでも仕事に支障がなく、休暇を取れたら、その日は通勤しなくて良い。というように不安に感じることがなくなるので、安心しますよね。
就職先選び
障がい者の就職先(車いす・高卒編)
車いすに乗っている人が就活の時に一番困るのは、「通勤出来ない」問題になります。
基本車いすの方が就職している実績のある企業が、車いすの人を採用するケースがあるので、就職できるチャンスだとみるべきです。どんな方でも第1印象(身だしなみ、顔審査、履歴書、学歴)などでも採用候補にあがったりしますよね。
しかし、1度車いすの人を採用すると、その人が別の部署に異動するか新規部署ができたり、車いすの方が退職されない限りなかなかその席は空く可能性が低いという企業もあるのが現実です。
実際、私も車いすの方が受験した企業を受験しましたが、なかなか合格できませんでした。
現実は、車いすに乗っている障がい者よりも普通に歩ける障がい者の方が欲しがられます。
どちらかというと、ほぼ健常者みたいな方が採用されやすいですね。
といったこともあり、そういった障がいの程度が軽い方と差をつけるため就職先に困らないように、高校は普通科ではなく、専門科目が学べて資格が取れる高校に進学しました。
2020年度までは、障がい者雇用の就職の採用条件に「介助者なしの自力で通勤できる」ことが採用条件によくありました。しかしこれって通勤出来ない障がい者を差別していませんか。
とても悲しいですよね。
新しい働き方(テレワークの普及)
頭は普通の人並みにあるのに、通勤が困る・・・。
車いすの人が通勤に対するハードルが、下がればいいなって思っていたところ、
そんな中、嬉しい出来事が・・・!!!!
それは、新型コロナウイルス感染症の流行が始まってからは日本政府からの「外出自粛要請」の発令により急速に「テレワーク」、「在宅勤務」を(2020年~2022年)この2年間は一時的に推奨される年となったことです。
車いすでも「テレワーク」が可能であれば自宅で仕事ができますし、通勤に体力を使わない分、生き生きと働けますね。
一方通勤しなければいけない業種にも一部の障がいのある方も働いているので、そういった方も「テレワーク」や「在宅勤務」ができる環境であってほしかったのですが、始めの方はそうしていただけなくて、自分の体が本当に痛かったです。毎日痛みに耐えられず、苦しんでいました。
このことをきっかけに、変わってほしいです。
時代の変化に合わせて「仕事」のスタイルも変わっていけることは、障がいのある方やそうでない方にも生きやすくなってきて良い事だと思います。
障がいのある方が望んでいた働き方でおすすめな「テレワーク」や「在宅勤務」ができる環境が増えることによって、日本人がゆっくりゆとりをもって過ごせるので、休日なども体が疲れていなくてお出かけしやすいでしょう。それは、日本の少子化を防ぐ対策にもつながると思います。
まとめ
車いすの方の通勤時間、天候時の移動、就職先選びについて書きました。
障がいを持っていると調べたりするのが大変だったり、特に何かのサークルや学校や社会で障がいのある人とのつながりがなくて情報収集に困っていたりする方や介助者やご家族など様々な方へ伝わったらいいですね。
障がいを持っていても特に、「車いす」の方になると通勤による介助者の手配によって待ち時間が長かったり、天候により通勤方法に困っていたり、就職活動がうまくいかなかったりと多くの悩みの共通点を持っています。
車いすの方が就職活動で周りの障害を持っている方と差をつけるために、学生時代や就職先で資格取得や専門スキルを持っていると、企業からしてみればこんな業務ができる方なんだと見てもらえて、自分の強みになるので頑張りましょう。
みなさんの疑問点がこの記事を読んで解消できたら、「心のバリアフリー」が整ってよりよい社会になるのではと感じました。参考になったらとても嬉しい限りです。
コロナ流行で「テレワーク」ができる環境が整ったことは、障がい者にとってありがたいですね。
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